曲紹介|メキシコの祭り

メキシコの祭り
La Fiesta Mexicana - A Mexican Folk Song Symphony for Concert Band
H. オーウェン・リード(Herbert Owen Reed)

▼曲の解説
メキシコやアメリカ・インディアン、イギリス系アメリカ人、アフリカ系アメリカ人の文化に興味を持ち、作品にはそれらの音楽が題材として取り入れられている。

作曲者のオーウェン・リードは、グッゲンハイム財団奨学金を得て6ヶ月にわたってメキシコで民族音楽の研究を行い、その成果が1949年に作曲された吹奏楽のための交響曲「メキシコの祭り」が完成する。

3楽章構成の交響曲としてまとめられている。一般的な吹奏楽の編成に、オプションとしながらも低音木管楽器を多用し、マリアッチの音楽でもよく用いられるようにハープを加え、さらに第1楽章では闘牛場の音楽をオフステージのバンダが演奏する。

演奏時間は約23分。

・前奏曲とアステカの踊り Prelude and Aztec Dance
・ミサ Mass
・カーニヴァル Carnival


▼青陵として
青陵としては22回定期演奏会のメインの曲として取り組みました。20回定期演奏会後の2回目の演奏会で全体的にも団員数が若干減ってしまった年でした。少ないメンバーであっても効果的に吹奏楽の良さをお客様に伝えるにはどうしたらよいかという打ち合わせを幾度となく行いました。

冒頭のバスドラの咆哮は2台のバスドラを用い花火の華やかさを表現、バンダ部分においては過去に青陵に在籍いただいていたメンバーにバンダをお願いして会場内を練り歩いてもらうという演出を行うなど効果が感じられた思い入れが深い演奏会になりました。

ポスターもメキシコを意識したサボテン柄ポスターはお客様にとっても印象的で好評でした。


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