曲紹介|海の男たちの歌

船乗りと海の歌
Song of Sailor and Sea
ロバート・W・スミス(Robert W. Smith)


アメリカ海軍の委嘱を受け、アメリカのアラバマ州出身の作曲家、R.W.スミス氏により1996年に作曲され直訳は「船乗りと海の歌」とされます。現在はこの名前で紹介されることが多いこの曲も、日本に入ってきた当初は「海の男達の歌」と呼ばれていました。 「Sea Chanty(舟乗りの労働歌)」「Whale Song(鯨の歌)」「Racing the Yankee Clipper(ヤンキークリッパーの航海:アメリカの高速船の航海)」の3つの部分で成り立っており 曲調からも荒波や神秘的な海や戦ってきた船乗りたちへの賛美、壮大な海などが感じられる。 波の音やカモメの鳴き声、クジラの鳴き声など、数々の海の情景を表現するため、特に打楽器パートには珍しい楽器の指定が多くあり、ships bell(舟の鐘)やocean drum(波の音を表現する太鼓)、chain(太い鎖を巻くような音)などが使用されている。



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