フェスティバルバリエーションと青陵ウインド

現在青陵ウインドオーケストラでは2017年7月に行われる定期演奏会に向けて練習しています。その中でもフェスティバルバリエーションの合奏が今のところ、多いです。かの有名はクロードTスミスの名曲です。


クロード・トーマス・スミスですが、彼の作品は吹奏楽だけでも120曲以上あるのです。
吹奏楽作品は知られているだけで125曲ほどあり、初期の作品Emperata Overtureから、彼が亡くなってから出版されたLegacyまで、またきわめて高難度の作品から教育的な平易なものまで、多様な作品が書かれている。
生涯は55歳と近現代の作曲家としては割と早くに亡くなられた作曲家で、その生涯の中での作品数自体は多かったように思われます。アルフレッドリードは84歳の中で200曲以上の吹奏楽作品を作曲したのでスミスもリードと同じように良作をたくさん作曲した作曲家であることは間違いないでしょう。



さてその中でも、日本国内においては「フェスティバルバリエーションズ」と「華麗なる舞曲」が日本国内ではヒットしています。その大きな理由のひとつには吹奏楽コンクールがあります。吹奏楽コンクールは日本国内の中学校・高校が避けては通れないほどメジャーな存在です。

そのため、前年度のコンクール全国大会で演奏された曲は翌年の定期演奏会やコンクールで爆発的な人気を誇ります。
この曲が最初に注目を集めたのは第32回全日本吹奏楽コンクール(1984年)での天理高等学校吹奏楽部の演奏だったと思われます。その卓越した技術と音圧で他を圧倒した演奏でした。

次に注目を大きく集めたのは愛知工業大学名電高等学校1997年第45回全日本吹奏楽コンクール全国大会の演奏でしょう。これは中間部のフルトゥッティーの後の静寂にお客さんが困惑し演奏途中に拍手が入るというトラブルがあったにも関わらず、見事な演奏を披露しました。

直近でも大きく注目を集めたのは間違いなく精華女子高 全日本吹奏楽コンクール2013年の演奏でしょう。これによって中高生から注目を浴びて再加熱がおき、最近また流行り出したという名曲です。

以前の青陵ウインドではホルンの団員が少なかったのでなかなか取り組めなかった名曲なのですが今回は25回という節目もあり取り組むことに決まりました。
実はこの曲は第1回の定期演奏会でも取り組んだ曲で当時はアンコールだったそうです。アンコールで10分くらいの大曲を演奏する第1回定期演奏会というのも当時の熱意が感じられますね。

第1回からの団員も複数名おります。そんな25回目の定期演奏会をお楽しみに!!